「どうせ辞めるなら、冬のボーナスをもらってから」——転職を考える看護師さんなら、一度は頭をよぎる作戦ではないでしょうか。12月のボーナスを受け取って年内で退職し、年明けから新しい職場でスタートする。実はこの王道パターン、逆算すると9月の今がちょうど始めどきです。
ボーナス支給日ギリギリに動き出すと、「もらった直後に退職を切り出して気まずい」「引き継ぎが年末に重なって修羅場」ということになりがちです。この記事では、ボーナスをきちんと受け取りつつ、円満に退職して1月入職につなげるためのスケジュールを月ごとに解説します。
まず押さえる: 支給日と就業規則
最初にやることは求人探しではなく、自分の職場のルール確認です。チェックするのは2点だけ。①ボーナスの支給日と支給要件(「支給日に在籍していること」が条件の職場が大半です)、②就業規則の退職申し出期限(「退職希望日の1〜3か月前まで」が一般的)。この2つで、退職を切り出せる最速のタイミングが決まります。
たとえば「支給日12月10日・申し出は2か月前」なら、12月末退職の申し出期限は10月末。ボーナス支給前に退職の意思を伝えることになるケースもあるので、支給要件に「支給日在籍」以外の条件がないかは必ず確認しておきましょう。
9月から1月入職までの逆算スケジュール
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月(今) | 就業規則・支給日の確認/転職の軸を決める/転職サイト登録・情報収集開始/履歴書・職務経歴書の準備 |
| 10月 | 応募・面接(求人が増える時期)/入職日は「1月」で交渉 |
| 11月 | 内定・労働条件の確認/就業規則に沿って退職を申し出 |
| 12月 | ボーナス受給/引き継ぎ・有給消化/退職 |
| 1月 | 入職(保険・年金の切り替え手続きも忘れずに) |
ポイントは、面接の段階で入職希望日を「1月」とはっきり伝えておくことです。看護師の採用では2〜3か月先の入職日はごく普通の相談なので、正直に伝えて問題ありません。内定後の流れは内定後の流れで詳しく解説しています。
「ボーナスをもらってすぐ辞めるなんて…」と気にする方がいますが、ボーナスはそれまで働いた期間への対価です。受け取って退職するのは何も後ろめたいことではありません。大事なのはもらい方より、引き継ぎを丁寧にやり切ることです。
退職の切り出しは「内定後・期限前」
退職を伝えるタイミングは、転職先の内定と労働条件を書面で確認してからが鉄則です。先に退職だけ決めてしまうと、万一選考が長引いたときに無職期間が生まれます。一方で就業規則の期限を過ぎると希望日に辞められないので、「内定後、できるだけ早く」が正解です。切り出し方や引き止めへの対応は退職の切り出し方を参考にしてください。
また、12月は病棟も忙しく、有給消化の交渉が難航しがちです。退職申し出の際に引き継ぎ計画と有給消化の希望をセットで提示すると、師長側も調整しやすくなります。
在職中の転職活動を無理なく回すコツ
9〜11月は働きながらの転職活動になります。面接日程は夜勤明けを避けて休みの日にまとめる、書類はエージェントに添削してもらうなど、負担を減らす工夫をしましょう。両立のコツは在職中の転職活動にまとめています。10月入職を狙う場合との比較は10月入職のスケジュールもどうぞ。
まとめ
- 冬ボーナス後の転職は9月スタートがちょうどいい
- 最初にやるのは支給日・支給要件・退職申し出期限の確認
- 面接では入職希望日を「1月」と正直に伝えてOK
- 退職の切り出しは内定と条件確認の後、就業規則の期限前
- 引き継ぎ計画と有給消化はセットで提案すると通りやすい
退職後の手続きは退職後の手続きまとめを、これから求人を探す方は秋の転職市場の動き方もあわせてご覧ください。
